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2009年1月の朝日新聞に紹介されました
稲葉 繁先生が朝日新聞に紹介されました
2009年1月30日(金)朝日新聞 朝刊 【あなたの安心】
口臭について(毎日新聞掲載)
口腔衛生にもっと関心を
稲葉繁先生が日本歯科大学第2補綴講座助教授時代、毎日新聞の夕刊に掲載された記事です。
その内容をご紹介いたします。
【歯みがきとうがいが大事】
国語辞典で「におい」とひくと、二つの漢字がでてきます。「匂い」と「臭い」。音は同じでも、意味は正反対です。一方は心地よく、他方は顔をしかめます。 もちろん口臭は後の方。その発生のメカニズム。どうしたら「臭い」を消して「匂う」ようなさわやかな息にできるのでしょうか。歯や歯ぐきを健康に保てるの でしょうか。
においとは何でしょうか?
「においは目に見えず、形がなく手でも触れませんが、科学物質の粒子です。正体不明のものではなく、ちゃんと化学的に分析できるものです。においは原因があるわけですね。」
それでは口臭の原因は何なのでしょう。
「口臭には内臓などの病気による場合やニンニク、タマネギ、アルコールなどの摂取からくるものもありますが、最大の原因は口腔内の清掃が不十分で食べ物、飲み物のカスがたまって発生させるのです。」
どんな状態なのですか?
「口の中は温度も湿度もあって、細菌が住むには好都合なところですが、これに適当な隠れ家があれば言う事なし、です。食べ物のカスが歯の間に残っていればピッタリの条件。すると、そこからメチールメルカプタンという揮発性硫黄化合物が発生。これがいやな臭いの素なのです。」
なるほど。ところで特に朝起きた時に口が臭うのには理由があるのでしょうか。
「寝ている間はだ液の流出が少ないために、だ液の自浄作用が衰えるのが大きな理由です。だから寝る前に歯をみがき、うがいをするのが大事なのです。」
口臭の出やすい人というのはいるのでしょうか?
「非常に歯並びの良い人ですと、唇の動きで歯の表面をこすって前歯の部分はかなり清掃されますが、だいたい歯並びのいい人というのは三割ぐらいしかいないでしょう。」
すると口臭防止の対策は?
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